投資・資産運用

【米国株】高配当ETFを3種を解説&比較

こんにちは、ジンです。
今回は米国株での高配当ETFについて解説等をしていきます。
まず、高配当ETFとは、上場投資信託であるETFの中に配当利回りの高い、高配当ETFがあります。
簡単に言うと、高配当株を集めた詰め合わせパックみたいなものです。

 

【目次】

高配当ETFの基本情報

2021年5月3日現在の基本情報

VYM HDV SPYD
基準価額 104.76(米ドル) 96.68(米ドル) 40.62(米ドル)
配当利回り 2.91% 3.70% 4.68%
直近分配金 0.6564(米ドル) 0.8821%(米ドル) 0.6361%(米ドル)
経費率 0.06% 0.08% 0.07%
銘柄組換え 1回/年 4回/年 2回/年
配当分配月 3月、6月、9月、12月

※2021年3月

配当利回りだけを見ればSPYD(4.68%)が一番高いですが、基準価額を考慮すると1株当たりの金額はVYM、HDVが高いですね。
次に各ETFの詳細についていきましょう。

 

VYMの特徴

【正式名称】
バンガード・ハイディビデント・イールドETF(ティッカー:VYM)

基準価額 104.76(米ドル)
配当利回り 2.91%
直近分配金 0.6564(米ドル)
経費率 0.06%
銘柄組換え 1回/年
配当分配月 3月、6月、9月、12月

VYMは、米国の配当利回り上位銘柄(時価総額加重平均型)で構成されている。

ポートフォリオ

上位5の構成比率を紹介

組入上
位銘柄
順位 銘柄名 比率
1 JOHNSON & JOHNSON (ヘルスケア) 3.90%
2 JPMORGAN CHASE (金融) 3.54%
3 PROCTER & GAMBLE (ヘルスケア) 2.84%
4 BANK OF AMERICA (金融) 2.08%
5 INTEL (テクノロジー) 2.07%

ポートフォリオの上位銘柄でジョンソン&ジョンソンなどの連続増配当株の企業があります。セクターでは金融比率が多いです。また、時価総額加重平均型なのでインテルなど半導体があります。

 

HDVの特徴

【正式名称】
iシェアーズ・コア米国高配当株ETF(ティッカー:HDV)

基準価額 96.68(米ドル)
配当利回り 3.70%
直近分配金 0.8821%(米ドル)
経費率 0.08%
銘柄組換え 4回/年
配当分配月 3月、6月、9月、12月

HDVは、財務優良な高配当株を厳選して70~80銘柄で構成されている。

 

ポートフォリオ

上位5の構成比率を紹介

組入上
位銘柄
順位 銘柄名 比率
1 EXXON MOBIL (エネルギー) 11.82%
2 AT&T (通信) 8.31%
3 JOHNSON & JOHNSON (ヘルスケア) 6.96%
4 CHEVRON (エネルギー) 6.95%
5 VERIZON COMMUNICATIONS (通信) 5.91%

ポートフォリオの上位銘柄でエクソンモービルなどのエネルギー系多い構成となります。
VYMやSPYDはセクターの上位では金融だが、HDVは石油などのエネルギー構成である。

 

SPYDの特徴

【正式名称】
SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF(ティッカー:SPYD)

基準価額 40.62(米ドル)
配当利回り 4.68%
直近分配金 0.6361%(米ドル)
経費率 0.07%
銘柄組換え 2回/年
配当分配月 3月、6月、9月、12月

SPYDは、S&P500採用銘柄の配当上位80銘柄を採用している。また、保有割合は80銘柄すべてほぼ同じウエイトで構成されている。

 

ポートフォリオ

上位5の構成を紹介

組入上
位銘柄
順位 銘柄名 比率
1 HOLLYFRONTIER(エネルギー) 1.52%
2 VALERO ENERGY(エネルギー) 1.51%
3 PEOPLES UNITED FINANCIAL(金融) 1.49%
4 SEAGATE TECHNOLOGY(テクノロジー) 1.43%
5 CONOCOPHILLIPS(エネルギー) 1.42%

ポートフォリオの比率上位ではエネルギーを占めるがセクターとしては金融や不動産が多い構成となっている。

 

まとめ

高配当ETFは、高い配当金が得られるのが最大のメリットだと思います。ただし、下記の点を注意し投資する必要があると思います。

ココに注意

・成長性が限られている。

・自動的に分配金が再投資されない。

・成長性が限られている
高配当ETF基本的にすでに成熟している銘柄で構成されていることがあるため、将来へのキャピタルを抑えられた形となり成長性が限られている市場だと言えます。よってハイテク株などの様な株価の上昇は期待出来ません。

 

・自動的に分配金が再投資されない
投資信託の中でも上場投資信託(ETF)は自動的に再投資ができないので、再投資をしたい場合は、分配金を受け取るたびに自分でその都度購入する必要があります。

上記の点に注意する必要はありますが、高配当ETFは利回りが高く、また、分散投資ができるため、比較的安心して資産運用ができると思います。

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