投資・資産運用

【2021年】おすすめの投資信託はどれ?選び方・種類の解説

投資信託を始めるときに気になるのが、「どこががおすすめファンド?」という疑問でしょう。投資信託数は6,000本を超えているため、「手っ取り早くおすすめを知りたい」そう思うのは当然です。
しかし、ファンドを購入するためには、まず基本を知っておくことが重要です。そこで、選びの注意点や重要ポイントを解説しながら、おすすめファンドを合わせてご紹介していきます。投資信託が気になっている人、ファンド選びで悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

 

【目次】

投資信託の選び方

投資信託のファンド数は6,000本超あり、ファンド選びは大変です。インターネット上にもさまざまな情報があり、判断に悩まされることも多いでしょう。
ここでは、ファンド選びの注意点を3つ解説していきます。

注意ポイント

1.短期間のリターンを参考にしない

2.目論見書を確認する

3.販売会社のランキングに惑わされない

1.短期間のリターンを参考にしない

投資信託のファンド選びでありがちな失敗が、半年から1年といった短期間のリターンを参考にすることです。過去短期間で大きなプラスのリターンがあっても、これから先同じリターンが続くとは限りませんし、長期的な実績を見なければファンド本来の運用成果は分かりません。
過去短期間でのリターンが良いファンドではなく、資産変動を繰りかえしながらも着実に資金を集め、長期でリターンを積み上げているファンドを選びましょう。

2.目論見書を確認する

投資信託でファンドを選ぶときは、目論見書を確認するようにしましょう。
目論見書はファンドの取扱い説明書のようなもので、組み入れ銘柄や銘柄の選定基準、手数料、運用方針などファンド選定に重要なポイントが細かく記載されています。

3.販売会社のランキングに惑わされない

ランキングにあるファンドは投資対象銘柄も投資方針もそれぞれ異なりますし、ランキングは常に入れ替わるものです。
ランキングが入れ替わるたびに異なる銘柄のファンドを購入していたら、ポートフォリオ(資産配分)はめちゃくちゃになってしまいます。販売会社のランキングは参考程度に抑えておき、自分の投資方針にあっているかどうかを重視してファンドを選びましょう。

 

投資信託のポイント

ここでは、ファンド選びのポイントを3つ解説していきます。

ポイント

1.販売手数料や信託報酬などコストを確認する

2.純資産総額を確認する

3.分配金が再投資可能なファンドを選ぶ

 

1.販売手数料や信託報酬などのコストを確認する

投資信託を購入する場合、金融機関が定めた販売に必要な費用を徴収するための「販売手数料」のほか、投資信託の運用会社が定めた運用代行料に該当する「信託報酬」を支払う必要があります。こういった管理費用などの手数料は利回りに影響するため、目論見書をしっかりと確認する必要があります。
販売手数料が無料(ノーロード)のものを選んだり、信託報酬(管理費用)が1%未満ものを目安に探したりすると良いでしょう。

 

2.純資産総額を確認する

投資信託が保有する純資産総額の推移が右肩上がり(パフォーマンスが良好)に増えているかも重要な確認項目です。純資産総額が増えているということは、運用で確実に利益を出し資産を増やしていることや、投資家から資金が集まってきているということです。

 

3.分配金が再投資可能なファンドを選ぶ

運用によって得られた利益や配当金を分配金として投資家に還元するものがあります。分配金は投資する資金「元本」を増やすためにも、再投資を行う投資信託を選ぶことが重要です。
分配金を再投資することで、元本に加え再投資したぶん、さらに運用収益が増えることになり「複利効果」が期待できるからです。

 

投資信託の種類

一口に「投資信託」と言っても、さまざまな種類の商品が存在します。投資と言うと「株式」が一番に思い浮かぶ方は多いかと思いますが、世の中には「株式」以外にも「債券」や「不動産」などの幅広い資産に投資することができます。
それぞれの資産に対する特徴をしっかりと把握し、これらをバランスよく組み込んで運用することが重要です。

ここでは、投資信託を8種類に分けて、それぞれのおすすめファンドを紹介します。

  1. 国内株式型の投資信託
  2. 海外株式型の投資信託
  3. 国内債券型の投資信託
  4. 外国債券型の投資信託
  5. 国内不動産型(REIT)の投資信託
  6. 外国不動産型(REIT)の投資信託
  7. 資産複合型(バランス)の投資信託

 

1.国内株式型の投資信託

【おすすめ銘柄】 iFree日経225インデックス

日経平均株価(日経225)の値動きに連動するインデックスファンドです。

信託報酬:年率0.154%

出典:楽天証券株式会社(銘柄比較)

 

2.海外株式型の投資信託

【全世界株:おすすめ銘柄】 eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

日本を含む先進国および新興国の株式市場の値動きに連動するインデックスファンドです。

信託報酬:年率0.114%

出典:楽天証券株式会社(銘柄比較)

 

【米国株:おすすめ銘柄】 楽天・全米株式インデックス・ファンド

米国株式市場、CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)の値動きに連動するインデックスファンドです。

信託報酬:年率0.162%程度

出典:楽天証券株式会社(銘柄比較)

近々のパフォーマンスでは、iFreeNEXTNASDAQ100インデックスが良いですが、信託報酬が約0.5%とインデックスファンドの中では高め。
eMAXIS Slim米国株式は信託報酬(0.0968%)が最安なので、長期保有を考慮するとeMAXIS Slim米国株式も良いと思います。

 

【先進国株:おすすめ銘柄】 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

日本を除く主要先進国の株式に投資、MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)の値動きに連動するインデックスファンドです。

信託報酬:0.1023%

出典:楽天証券株式会社(銘柄比較)

 

3.国内債券型の投資信託

【おすすめ銘柄】 eMAXIS Slim国内債券インデックス

日本の債券市場の値動きに連動するインデックスファンドです。

信託報酬:0.132%

出典:楽天証券株式会社(銘柄比較)

 

4.外国債券型の投資信託

【おすすめ銘柄】 eMAXIS Slim先進国債券インデックス

日本を除く先進国の債券市場の値動きに連動するインデックスファンドです。

信託報酬:0.154%

出典:楽天証券株式会社(銘柄比較)

 

5.国内不動産型(REIT)の投資信託

【おすすめ銘柄】 eMAXIS Slim国内リートインデックス

日本の不動産投資信託証券市場の値動きに連動するインデックスファンドです。

信託報酬:0.187%

出典:楽天証券株式会社(銘柄比較)

図上はSmart-iJリートインデックスと比較していますが、純資産の比較でeMAXIS Slim国内リートインデックスにしています。

 

6.外国不動産型(REIT)の投資信託

【おすすめ銘柄】 eMAXIS Slim先進国リートインデックス

日本を除く先進国の不動産投資信託証券市場の値動きに連動するインデックスファンドです。

信託報酬:0.22%

出典:楽天証券株式会社(銘柄比較)

図上はSmart-i 先進国リートインデックスと比較していますが、純資産の比較でeMAXIS Slim先進国リートインデックスにしています。

 

7.資産複合型(バランス)の投資信託

【おすすめ銘柄】 eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)

日本を含む世界各国の株式、公社債および不動産投資信託証券市場の値動きに連動するインデックスファンドです。

信託報酬:0.154%

出典:楽天証券株式会社(銘柄比較)

 

8資産均等型の基本投資割合は下記の図の通り。

出典:eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)目論見書より

 

まとめ

投資信託を選ぶ際のポイント、おすすめの銘柄について解説しました。投資信託を選ぶ際は、販売手数料や運用コスト、過去の実績、純資産総額をしっかりと確認した上で、リスク許容度に応じて組み入れる資産「ポートフォリオ」を考えることが重要です。また、投資信託を積み立てる場合は、税優遇制度である「NISA」もしくは「つみたてNISA」を利用することをおすすめします。

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